ニュース一覧に戻る

セキュリティ研究

JWT の署名検証不備はどのように認証回避につながるのか

診断で繰り返し見つかる JWT 実装の不備と、攻撃者がそれを足がかりに権限を広げていく流れを整理します。

JWT(JSON Web Token)はログイン状態の受け渡しに広く使われていますが、署名の検証方法を誤ると、攻撃者が任意のユーザーになりすませるようになります。

よく見られる不備

  • alg ヘッダーの値をそのまま信頼し、none や想定外のアルゴリズムを受け入れてしまう
  • 推測しやすい共通鍵を署名に使っている
  • 署名を検証せずにペイロードだけをデコードして利用している

被害が広がる流れ

認証を回避できると、ユーザー ID を差し替えて他人のデータを読み取る IDOR など、別の弱点と組み合わされることで影響が大きくなります。単体の脆弱性ではなく、攻撃経路として評価することが重要です。

対策

  • サーバー側で許可するアルゴリズムを固定する
  • 十分な長さの鍵を使い、定期的にローテーションする
  • 検証済みのライブラリを使い、署名検証を必ず通す

このニュースをシェア

X (Twitter)FacebookLinkedIn

その他の記事

  1. セキュリティ研究【緊急】PHPの重大脆弱性「PHP2Shell」企業が48時間以内に確認すべきことPHPに認証なしでのリモートコード実行につながるおそれのある重大な脆弱性2件(CVSS v4.0 9.2)が公表されました。影響範囲と修正版、48時間以内に実施すべきセルフチェックの手順を解説します。
  2. お知らせAI エージェント型ペネトレーションテスト「ST AI Red Team」の提供を開始複数の AI エージェントによる攻撃経路の探索と、エンジニアによる再現確認を組み合わせた攻撃シミュレーションサービスです。
  3. お知らせディズニーへの定期脆弱性診断サービスの提供を開始2025年1月より、ディズニー(Disney)に対する定期的な脆弱性診断サービスの提供を開始しました。

自社のシステムに同じリスクがないか確認しませんか

対象システムや診断の目的をお聞かせください。最適な診断プランをご提案します。

無料相談